寝て、食べて、ケアを受けましょう!慢性疲労

2023年12月6日 その他の症状など

仕事や家事など日々の生活の疲れに対して、休養を取っても疲れがなかなかとれずに疲労が蓄積され、長期にわたって疲労に悩まされている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

慢性疲労を放っておくと、日常生活を送れないほどの重度の疲労や痛みに襲われる、慢性疲労症候群につながる可能性もあります。

本記事では、慢性疲労症候群の原因・症状・治療法について詳しく紹介します。

慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは、日常生活が著しく損なわれるほどの疲労が休養しても回復せず、6ヵ月以上の長期にわたって症状が続く状態をいいます。一般的な血液検査、尿検査、画像検査では特徴的な所見を同定できず、原因・病態は明らかにされていません。

平成 26 年に厚生労働省が行った調査によると、患者の約 25%は寝たきりもしくはそれに近い重症患者と報告されています。患者数は約10万人と推定されていますが、重症患者は通院も困難になり得るため正確なところはわかっていません。

慢性疲労症候群の原因と症状

慢性疲労症候群はCDC(米国疾病対策センター)により 1988年に慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS)と提唱された疾患概念です。

英国・カナダなどでは ME (Myalgic Encephalomyelitis:筋痛性脳脊髄炎)とされていたため、ME/CFS と併記されていました。今では、全身性労作不耐症(Systemic Exertion Intolerance Disease:SEID)と病名を変更しています。

一般的な検査では分からないため、慢性臓器不全、慢性感染症、慢性炎症性疾患、主な神経性及び代謝・内分泌疾患、双極性障害・統合失調症・精神病性うつ病などの器質的疾患・病態を除外した上で、下記のような症状がある場合に診断されます。

原因

今まで多くの研究が行われ、少しずつ病気の起こる仕組みが明らかになり、1990年代ごろから日本でも国際診断基準に基づく症例が報告されてはいますが、原因は明らかになっていません。遺伝的素因、身体的・精神的要因など未だに多くの議論が飛び交っています。 

原因が特定されていないため治療法も確立されておらず、現代の医療では慢性的な強い疲労や痛みに対して対症療法を終始することが治療として継続されています。

症状

主な症状は、日常生活に支障があるほどの重度の疲労です。筋力の低下、関節や神経の異常などの証拠がみられることなく、全身に強い倦怠感が続きます。そのほかにも微熱、リンパ節腫脹、頭痛、筋力低下、睡眠障害、思考力・集中力低下など多数の症状が現れます。

勘違いされやすいですが、仕事や育児など、疲労の原因がはっきりしている場合は、慢性疲労であり、慢性疲労症候群には当てはまりません。また、風邪・うつ病などと似たような症状があることから、自己判断することは難しいでしょう。

慢性疲労症候群になりやすい人の特徴

慢性疲労症候群は、主に20~50歳の人で見られ、男性よりも若年の女性や中年の女性に多い傾向があると言われていますが、実際には小児を含むどの年代の人でも認められています。また、慢性疲労症候群になりやすい人には、特徴的な心理特性があるという報告もあります。

アメリカの精神科医バーンが提唱した交流分析をもとに開発されたTEG(Tokyo University Egogram:東大式エゴグラム)検査は、5種類の自我状態をグラフ化することによって、自己の性格傾向や行動パターンについて把握します。そのなかのFC(free child=自由な子供)、AC(adapted child=順応した子ども)が、慢性疲労症候群の心理状態、身体状態に影響があると言われています。

FCとは好奇心旺盛、積極的、自由奔放などを表し、ACは協調的、従順、依存的などを表します。つまり、真面目で正義感の強い性格の人や表現力豊かで期待に応えようとする人、受け身で周囲に気兼ねする人はなりやすい傾向にあると言えます。

慢性疲労症候群の診断基準

慢性疲労症候群の診断を確定できる臨床検査はないため、よく似た症状を引き起こす疾患を否定する必要があります。さまざまな検査を行い、症状を説明できるほかの原因が見つからなかった場合に限り、慢性疲労症候群の診断が下されていました。判断がとても難しいため、2015年に医学研究所はこの疾患に対して全身性労作不耐症(SEID)という新たな名称を提案し、診断基準を簡素化しました。

厚生省の診断基準によると、大クライテリアに記載されている1:生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、少なくとも6ヶ月以上の期間持続ないし再発を繰り返す(50%以上の期間認められること)、2:慢性疲労の原因と考えられるような疾病を除外することの2項目を満たすことが必須です。そのうえで、小クライテリアに記載されている症状クライテリアの8項目を満たすか、症状クライテリア6項目と身体所見クライテリア2項目を満たす必要があります。

慢性疲労症候群の治療法

慢性疲労症候群は治療法が確立されていないため完治させることが難しく、一般的に治療は数か月から数年かかります。治療を続け、徐々に症状の改善を図っていくため、痛みや抑うつ、不眠などの具体的な症状の治療が行われます。

薬物療法

慢性的な疲労自体を緩和するために、さまざまな薬や代替療法が試みられています。抗うつ薬やコルチコステロイドなどで改善がみられる患者もいますが、患者によって症状が異なるため全員に有効な治療法とは言えません。

薬の比較試験において慢性疲労症候群の治療に効果的と証明された薬物療法はこれまでのところなく、イブニングプリムローズオイルや魚油などのサプリメント、高用量のビタミン剤はよく用いられますが、その有益性は証明されていません。

認知行動療法

認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種で、ストレスなどで固まって狭くなってしまった考えや行動を、自身の力でやわらかくときほぐし、自由に考え行動することでストレスに上手く対応できるこころの状態をつくっていきます。

うつ病に対する精神療法として開発されたものですが、多岐にわたる疾患に治療効果と再発予防効果があると言われています。具体的には、生活リズムを整えたり考えの幅を広げたりすることで気分を楽にする行動活性化や認知再構成という技法が使われています。

段階的運動療法

休養することは大事ですが、長く取りすぎると症状悪化の原因になる可能性があります。ウォーキング、水泳、サイクリング、ジョギングなど、医療専門家の監督の下で徐々に始めて定期的に続けることにより、疲労感の改善や身体機能を向上させることが可能です。

腰痛Laboはちおうじの治療法

疲労は蓄積し、あらゆる身体的・精神的な不調の原因となります。「風邪は万病のもと」ではなく「疲労は万病の元(素)」と言えるでしょう。

またセルフケアすることは大切ですが、セルフケアには限界があり、時には第三者の力を借りた方が効果的で効率的になります。慢性疲労を悪化させないためにも、早めに対処することが最も重要です。

筋スラッキング療法

筋スラッキング療法とは、電磁石の反発を利用した機械を使い、1分間に1800回の高頻度の振動により発生する波動を皮膚に不必要な圧迫を加えることなく、深部まで浸透させる施術です。

筋肉をほぐしたり骨格を矯正したりするだけでは、体の深部まで刺激が届きませんが、機械を使うことで伸びきった筋肉を縮ませて筋膜を膨らますことや、指や手では届かない筋肉の最深層までアプローチできます。最深層まで施術が可能になると、体の深部から自然治癒力を活性化させられるため、炎症や痛みの素早い改善につながります。

骨格矯正

骨格矯正とは、骨格の歪みを治す施術全般のことで、歪んでしまった身体のバランスを整えるために筋肉をほぐし、ストレッチをする施術のことを指します。身体の歪みを整えることで、肩こり・腰痛といった身体の不調、便秘や冷え性などの症状を改善させることが可能です。

痛みが強い時期は骨格矯正が出来ないことが多いため、筋スラッキング療法とほかの物理療法で対応し、痛みが落ち着いたら骨格矯正も順次行いながら回復を促進していきます。

物理療法

物理療法とは、電気や光線や超音波、温水・冷水の熱などの物理的なエネルギーを利用し治療する理学療法の一種です。物理療法を取り入れることで、関節へのストレスと痛みを減らし、関節の変形や他部位へのストレスを軽減します。

心身の緊張をときほぐすことで、精神的にもリラックス効果を得られると言われており、心身ともに疲労からの回復を促進していきます。

キネシオテーピング

キネシオテープとは、アクリル系粘着剤を用いた伸縮性のある綿やアクリルのテープで、運動による障害や疼痛を治療する目的でよく用いられています。健康な筋肉と同じ伸縮率を持つテープであるとされており、筋肉に沿って貼ることで体内に隙間ができてリンパ液の流れが良くなり、新陳代謝が改善するだけでなく自然治癒力も高まります。

貼っておくだけで全身の循環をよくし、筋肉の痛みや凝り、怪我・手術後の内出血の治りが早くなると言われているため、疲労からの回復を促進させるのに効果的です。

慢性疲労症候群について解説しましたが、慢性的な疲労感や神経系に関連する症状など、共通する症状がみられるものに自律神経失調症があります。こちらでは自律神経失調症について詳しく解説しますので、日々辛い症状に悩まされている方は参考にしてください。

まとめ

近年、健康の重要性が一層強く意識されるようになっています。健康であることは、一生涯の宝物です。しかしながら、慢性疲労症候群の原因はまだ判明しておらず、予防法も確立していません。

慢性的な疲労状態に陥ると免疫力は低下し、心身ともに不調が引き起こるという悪循環に陥ってしまいます。そのため、早いうちからケアすることが、慢性化させない唯一の方法と言えるでしょう。日々のケアはもちろん大切ですが、プロの治療を受けることはより効果的に、より短期間での改善を目指せます。

腰痛Laboはちおうじは、八王子で唯一、筋スラッキング療法が受けられる治療院です。手での施術と組み合わせる事で、より一層体の深部まで刺激を入れ、皆様の健康維持・向上、運動パフォーマンス向上を目指しています。慢性疲労でお悩みの方は、ぜひ腰痛Laboはちおうじに施術を受けにきてください。